FC2ブログ
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
静かに、優しく、そっとした手つきで、
一樹くんはわたしのおなかをさすっていました。





いやらしい目つきで。

今まで友だちだったのに、
一気に崩れた。
壊された。


そんなショックを受けているわたしを無視して、
一樹くんの手は、だんだんと上にきました。

セーラー服も、その下に着ている服もまくり上げられている今、
わたしの上半身には、
白いスポーツブラしかありません。

一樹くんの手は、そのスポーツブラのラインに沿って手を動かします。

はじめはおなかの辺りだけだった
じんわりとした温かさが、
だんだんと上の方に広がります。

脇の辺りを通って、手が少し後ろに行きました。
頭では、イヤがっていたはずなのに、
気持ちのいいその温かさを求めてか、
体が自然とも持ち上がり、
背中が浮くように、反ってしまいました。

「触ってほしいの?」
と、聞かれたような記憶があります。
「いやだ。やめて。」
と答えた記憶もあります。
しかし、やめてもらえなかったという記憶が一番はっきり残っています。

背中をさわさわと触れたあと、
一樹くんの手は、また前に戻っていきました。

またしばらく、スポーツブラのラインに沿ってゆっくりと触っていました。

しばらく

しばらく、

しばらくたって、異変に気が付きました。

さっきより、体がふわふわしています。
ふわふわしているのは、熱のせいもあったのだと思います。
しかし、さっきよりふわふわする原因がほかにもあったのです。




「ゆりってさ、ほかの女子よりも、少しおっぱい大きいよね。
予想通りだね。」


「………………!?」


一樹くんの手は、
いつの間にか、スポーツブラの中に入り、
わたしの胸を触り始めていたのです。

幼児の真っ平らな胸とも、
大人のふっくらとした胸とも違う、
成長途中のその胸は、
一樹くんに触られていました。

年齢的に、同性の子にだって見られたくない時期だったと思います。

それを、まだ見てはいないにしろ、
同じ学級の、友だちと思っていた男の子にさわられてしまったのです。


悲鳴を上げたかった。
心はすでに悲鳴を上げていた。


けれど、熱に体力を奪われ、
一樹くんに脱力するほど体を温められ、
悲鳴は出すことができませんでした。

「ユリ、触ったら叫ぶかと思ったけど、叫ばないんだね。
気持ちよくなった?」

一樹くんのそんな言葉で、
この温かいじんわり、ふんわりする感覚が
気持ちいい と表現されるものだと気が付きました。

それまでも気持ちよかったけれど、
言葉と感覚が、そこでやっと繋がったようなかんじでした。
関連記事
スポンサーサイト
[PR]

[PR]

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://yurimousou.blog.fc2.com/tb.php/12-5f3263fb


Powered by FC2 Blog
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。